2015年  7 月 句会     7月 26



一椀の茄子のむらさき雨上がる  弘子 

わんぱくややいと花など鼻に乗せ 幸子 

黒揚羽わが胸中をよぎるもの   益  

朝涼や島原の海真平       弥生  

帰り来て路地いっぱいの大西日  恵子

泣く羅漢笑う羅漢に梅雨明くる  政信

哀しめば気違い茄子の弾けたる  惇子

涼しさの路面電車は住吉へ    和代

墓涼し槙の大樹の影に棲み    紀子

麻姑の手の反りも親しき涼夜かな 一




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