2015年  11 月 句会     11月 22

黒き紗の衣透かして海の風    恭子

禅寺の縁へ炎の鶏頭花      益 

つと入りし雑木の径返り花    珠恵  

さまざまの色の落ち葉を山の池  政信

白菜も土の匂いもみづみづし   恵子  

宝玉のごとく照る柿てのひらに  惇子

紅葉山見て鰻重の蓋をとる    和代

七五三古き港に日が燦と     紀子

ふたひらの木の葉舞うなり近松忌 一



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