2016年  3 月 句会
     3月 27

春の風邪目に映るものみな眩し  益

土筆摘むその人の指つとふれて  政信

水に落ちそのまま底へ紅椿    トヨ子 

彫りあげし面に春の月明り    勝治 

大き軍艦舞鶴の彼岸西風     幸子 

幹つたふ玉の雫の弥生尽     弘子 

マカロンの一つの色も遅日かな  弥生

初蝶の一点の黄を風の中     志津代

湖底には妖剣朧月夜かな     惇子

翡翠が飛んで三月消えてゆく   紀子

尾鰭まで金色の鯉の花ふぶき   一






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