2016年  5月 句会    5月 22日

音もなく沖波くづれ棕櫚の花   勝治

杖ついて牧師涼しき夕べかな   益

白昼の頬に触れゆく青田風    トヨ子 

歌垣のごとくに田螺鳴きあへる  政信 

岩ひとつ除けて田水を誘ひたり  弘子 

光秀のこと六月の桂川      惇子 

一粒の葉隠れ梅の青さかな    幸子

十字架の遠さしづけさ桐の花   紀子

はつ夏や川波の研ぐ皿小鉢    一







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