畷句会  2012年 6月

2012年 8月句会     8月26日  


    脇門に白萩咲いて誰も来ず          惇子

    ピーマンの緑手篭に満ちてゆく        政信 

    豪雨禍の子と見てをりし蛍かな        幸子   

    新酒汲む青一色の空のもと          繁孝

    焼きつきし影の中いく夏のてふ        恵子

    水澄むや一筆箋の二三行          和代

    追憶のごとく晩夏のぶな林           紀子

    少年のきれいな耳や法師蝉          一

   




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