2018 年  3 月 句会    3月 25日


如月の日にかたむける木椅子かな 弘子

うつし世の坂また登る七日かな  珠恵

四日はや畑の隅に焚き火跡    益

わたつみのちらりと見えて寒椿  政信 

咄家の過ぎて餅花仄と揺れ    幸子

母恋の母に添い寝や冬の雨    惇子

人形は祖母の大島木の芽どき   トヨ子

高き巣箱待春の日が流れ     紀子

記憶はるかに新雪の牧の柵    一


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