2018年  11月 句会    11月 25日

鹿の声中金堂のうしろより     幸子

要塞のあとの石積蔦紅葉      弘子

大寺の紅葉の坂を郵便車      惇子

小鳥来る切れ長の目の巫女埴輪   政信

稔田のいちまい残り関ヶ原     珠恵

極月の四天王よりまなざしを    益

毛糸編む母の額に傷ありし     トヨ子

紅茶啜りつ一本の冬山路      紀子

枝々の熟柿己の名を知らず     一








畷句会 メインページ